商工省はこのほど、電力料金引き上げに関する通達を出した。22日から5%値上げされ、1キロワット時(kWh)当たりの平均料金は、従来の1,369ドン(6.6米セント、約5.5円)から1,437ドンとなる。電力料金は7月に5%値上げされたばかりだ。
今回は今年2度目の値上げで、2009年から数えると6回目となる。ただし低所得者層への配慮から、貧困家庭の電力料金は前回と同様、月間50kWhまで1kWh当たり993ドンに据え置かれる。
商工省は料金引き上げを予告し、年内にグエン・タン・ズン首相に計画を提出するとしていた。しかし、許された最大幅である5%の値上げをこのタイミングで実施したことは、多くの市民からは突然の決定と受け止められている。